2011年07月31日

もがくことの大切さ

日々の徒然 
平秀信が書いた「凡人の野望」という本の中にこんな一説がある。


「蝶になれないさなぎの話」

サナギというのは、蝶々の子供のサナギ。
あるところに一匹のサナギがいた。
男の子が歩いてきて、そのサナギを見つけた。
「あっ、サナギだ」と思って見ていたら、そのサナギは殻を破って外に出ようとしていた。
蝶になる過程だった。

男の子は興味を持って、そのサナギを見ていた。
10分、20分、ずっとそのサナギを見ていた。
でも、サナギはなかなか出てこない。
殻が固いのか、一生懸命もがいているのに、一時間たっても出てはこられなかった。

男の子は、サナギがかわいそうになった。
そして、カバンの中にあったハサミを持ち出して、外へ出られるように、サナギの殻を切ってあげた。
すると、いともたやすく、蝶は中から出てくることができた。

でも、何か変だった。

蝶であるはずなのに、羽はぐちゃぐちゃで縮んでいて、胴体は膨れ上がって大きくて、いってみればもう蝶ですらなかったのだ。
羽は小さい。胴体はでかい。飛ぶこともできない。
結局、その蝶になれなかったサナギは、もぞもぞと歩いてその場を去ってしまった。

男の子は、その蝶を助けたかった。そのためにハサミで殻を切ってあげた。
だが、蝶にとっては助けてもらったことにはならなかった。
一生、飛ぶことのできない体になってしまったからだ。

蝶は殻から出るときに、もがくことで飛べるという。
胴体にある養分を羽根に持っていき、羽根を成長させるというプロセスが必要なのだ。
それを男の子に奪われてしまった。
殻の中でもがいていて、胴体を小さくして、羽根を大きく広げて、初めて飛べるようになるというのに。

「もがく」という過程はとても苦しい。
でも、同時に一番大切な作業でもある。
苦しいからやめる、というのではなくて、あきらめないでやってほしい。

ここまで。

もがくことって苦しいですよね。
真っ暗で、そこから抜け出したくても抜け出せない。
私もあまり経験したくないです。
でも、こちらから出会いたくなくとも向こうからやってくる。
そんなときは真っ向勝負です。
「もがき」がプロセスならば・・・得られるものは、きっととても大きいです。

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投稿者 hayashi : 2011年07月31日 11:58

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