農地の賃貸・売買仲介

日本の食物の自給率が低いことが問題視されているのはご存じですよね。
ここにきて、タイやベトナムと言った東南アジアの農業国が農作物の輸出を規制しようとしています。
食物の多くを海外からの輸入に頼ってきた日本はこの先どうなってしまうのでしょうか・・・

昨日電車の中で読んだ「致知」の記事を思い出しました。
輸入に頼り切っている日本の食糧事情を考えると、このままでは大変なことになります。
人間は食べなきゃ死んでしまいます。
ヨーロッパなどでは早くに議論をし、農業を国家的に考えています。
特にイギリスなどは、1961年の自給率は42%で、今の日本に近い数字です。
そこから、なんと70%を越す迄に持っていったということは、日本にだって再び盛り返す可能性があるってことです。

では、なぜここまで農業は衰退してしまったのか。

まず、日本の農業政策が「お米」中心であること。それから、高度成長期に農村部から若い働き手を都会に駆り立てたこと。
そして、農業の魅力が低下し離村者が多くなったこと。若い優秀な担い手が少なくなったこと。
そしてなによりも収入が安定しないこと・・・などが挙げられるのではないでしょうか。

これまで日本全体の農家の平均年収は470万円といわれ、その上、朝早くから夜遅くまで泥まみれになって働きづめに働くイメージがありましたね。

しかし、もっと農業を面白く、魅力的に感じるように、ここ前原近郊の農家の2代目達は大きなスーパーや道の駅などへの直販を始めています。
消費者も中間マージンが無いから安くて新鮮だということで、普通のご家庭の主婦はもちろん、ホテルやレストランの関係者もたくさん買いに来るんだそうです。
農家は、売上から手数料としてスーパーに支払えばいいそうですから、市場や農協を通していた頃と比べて相当潤ってきたと言います。

また、JA大分大山などの取り組みは地域全体の農法をオーガニック(有機無農薬)に変えました。
よって、農産物が高く売れる。また、レストランなども経営していて、そこでは何を食べても美味しいし安いんだそうです。
だから成功している。
JA大分大山に加盟する農家の平均年収は2000万円を超えるんだそうです。ビックリですね。
そうすると地域も豊かになり、若者達も農業をやりたいと言って帰ってくる。
結果、農業はおもしろく、魅力的な産業になる可能性が大きいと言うことです。

私の生まれた家も、元は農家だったので、どうもこういう話題には真剣に入り込んでしまいます。
21日の日経新聞の夕刊に、農林水産業が民間法人の全国農業会議所を通じてインターネットを使った農地の賃貸や売買の仲介に乗り出す旨の記事がありました。
新規参入者には、担当者が賃借や売買の手続きについて助言したり現地の見学に立ち会ったりしてくれます。
これで、海外に比べて小規模な一農家当たりの耕作面積の拡大や生産性の向上に繋がればこんなに良いことはありません。

経済情勢の悪化で、就農希望者が増えて、農業が新しい雇用の受け皿となる事も期待できます。
本当、良い方向に行ってくれると良いです。